大阪880万人訓練とは

令和5年9月1日に大阪880万人訓練が行われます。この訓練は、南海トラフ巨大地震の発生を想定し、大阪府内全域の皆さんの携帯電話に大津波警報の発表を知らせる訓練用メールを配信し、災害時の行動の仕方を確認する訓練です。

高槻市の付近には海はありませんが、旅行中や出張中などに南海トラフ震災が起こった場合に備えて訓練を行ってください。
大阪府の人口は8,775,200人。(令和5年6月1日時点)大阪府人口統計
約880万人全員に向けた訓練が実施されます。

訓練内容

訓練は以下の方法で行われます

①訓練放送
 市町村の防災行政無線のスピーカーや館内アナウンス、車内放送などで訓練開始をお知らせします。
②メール配信
 訓練開始後、「エリアメール/緊急速報メール」「おおさか防災情報メール(外部サイト)」「Yahoo!防災速報(外部サイト)」などで「大津波警報の発表」を知らせる訓練用の災害情報を配信します。

また、大阪府公式サイトでは、③として、個人、企業、学校や自治体がそれぞれとして取り組んでほしい内容を記載しています。

詳しい記載はこちら(大阪府公式HP)から

訓練の目的

大阪府がこのような取り組みを行う理由、それは「府民の皆さんの防災意識の向上」にあります。
公式HPにも記載がありますが、東日本大震災の当時、避難指示や津波警報が出ているにもかかわらず避難されなかった方が多くおり、その結果多数の亡くなられる方がおられました。

このような悲劇を繰り返さないために、府民の一人一人が危機意識をもち、いざというときに対応できることが重要になります。

国土交通省によれば、『南海トラフ地震については、マグニチュード8~9クラスの地震の30年以内の発生確率が70~80%(2020年1月24日時点)』とされています。
いつ起こるかわからない災害だからこそ、備えが重要になります。
非常食、避難バッグ、避難経路、連絡手段など、今からでも行える準備はたくさんあります。
この防災訓練をきっかけに、少しでも防災に気を向けてください。