市議会定例会で補正予算案が可決

昨日、7/13日に行われた定例市議会で補正予算案が可決。
この予算案の中に含まれていたのが市立小学校の小学校給食費の無償化です。
現在は中学校給食は無償化されていますが、小学校給食はまだ行われていませんでした。
ですが、小学校給食に関しては6月の市議会に補正予算案が提出され、現在小学校では臨時措置として夏休みまでの給食を無償で提供しています。
今回の可決により、夏休み以後の給食費も無償になります。

現在の高槻市の小中学校の児童と生徒数

高槻市の小学校児童数の数は16,813人
    中学校の生徒の数は 8,458人です(令和5年5月時点)

高槻市は人口35万人の中核市ですが、25,000人ほどしか子供はいないという事実。
少子化が進むと子供用の備品、設備、諸経費への需要が低くなり、競争力が鈍化。
その結果、子供用品の価格は高くなりさらに少子化に繋がるという負のスパイラルがおきます。

給食費の無償化によって期待すること

高槻市の給食費は小学校1食250円、中学校1食300円です。
また、年間の給食日数は約192日

つまり、
小学生一人当たりの年間給食費は、250×192=48,000円
中学生一人当たりの年間給食費は、300×192=57,600円

無償化される概算をすると
48,000(1人当たりの年間給食費)×16,813(高槻市小学生数)=807,024,000円(高槻市全小学生の給食費)
57,600(1人当たりの年間給食費)×8,458(高槻市中学生数)=487,180,800(高槻市全中学生の給食費)
合計すると、年間1,294,204,800円(12億9420万4800円)です。

そんなにかかるの?と思った方へ

給食の無償化に約13億!?
そんなにかかるんら、他の所へ回してほしいわ!

なんて思った方もいるのではないでしょうか。
たしかにかかることは事実です。しかし、こう考えてみてください。

「子育て世帯が年間13億円を使えるようになる」

年間13億円を市が負担するということは、その浮いたお金が子育て世帯の助けになるということ。
これまではお金をかけることができなかった子育て用の備品、設備などにそのお金がまわることで、子育てしやすい環境づくりへのサイクルを回す「第一歩」になるのです。

少子高齢化が進む中、このような行政の取り組みには頭があがりません。
皆さんもぜひ子育て支援に協力してみてください。

参考:高槻市公式サイト
  :高槻市公式サイト